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HYROXでグローブは使える? — ルール上の扱い(グローブ可・グリップ不可)、使う種目、選び方

「HYROXでグローブをつけてもいい?」「ジムで使っているグリップは?」——装備で最も多い質問のひとつです。結論:公式ルールブック(Singles)10.1はグローブを許可品目に挙げ、グリップは明確に除外しています。この記事では、ルールの読み方、グローブが効く種目と不要な種目、選び方、そして「つけない」という選択肢までを整理します。
01ルール:グローブは可、グリップは不可
公式ルールブック(Singles)セクション10.1の許可品目には、ニースリーブ、ウエイトリフティングベルト、リストバンド、ハイドレーションパック、喘息の吸入器などと並んで「Gloves(not grips)」と記載されています。つまり、一般的な手袋型のグローブは使えますが、「グリップ」と呼ばれる種類は認められていません。同じ10.1には「記載のない品目は、Race Directorの事前の書面許可がない限り禁止」とあるため、グローブかグリップか判断に迷う製品は、事前に大会側へ確認するのが安全です。
02グローブとグリップの違い
- グローブ:指または手のひら全体を覆う手袋型。手のひらの保護と滑り止めが目的。一般的なトレーニンググローブ、ランニンググローブなど
- グリップ(grips):手のひらの一部(掌側)だけを覆い、手首にストラップで固定する補助具。懸垂やバーの反復で手のひらを守るために使われ、バーに引っかけて握力を補助する形状のものもある
- ルール上の境目:公式の表現は「Gloves(not grips)」です。上の形状の説明は一般的な例で、「握力を補助するか」「手を保護するか」だけで可否が決まるとは書かれていません。判断に迷う製品は、写真や製品情報を添えて大会側に確認してください
注意:リフティングストラップ(バーに巻きつけて握力を補助するもの)は、許可品目の一覧にありません。グローブと同じ扱いで使えるとは考えないでください。HYROXの種目は握力そのものが競技の一部です(「HYROXの握力対策」)。
03グローブが効く種目・効かない種目
- 効きやすい:Sled Pull(ロープで手のひらが擦れる)、Farmers Carry(ハンドルの食い込み)、SkiErg・Rowing(ハンドルを長時間握る)。手のひらの擦れを軽減できる場合がある。ただし、サイズや素材が合わないとグローブ自体が擦れることもある
- 効きにくい・邪魔になることも:Wall Balls(ボールの感触が鈍る、投げの精度が落ちる人がいる)、Burpee Broad Jump(床に手をつく動作で厚手のグローブは邪魔)、ラン(手が蒸れる)
- Sled Push:ハンドルの形状次第。素手の方が力を伝えやすい人も多い
8種目すべてで同じグローブをつけ続けるか、特定の種目だけで使うか(Roxzoneで着脱する)は、練習で試して決めてください。ただし、使うグローブはスタートからフィニッシュまで自分で携行し、途中で他人に渡したり受け取ったりすることはできません。外したグローブも自分で持ち続けます。Roxzoneで着脱すれば、その数秒もRoxzoneの時間に含まれます(「Roxzoneのロスを減らす」)。
04つけるデメリット
- 握りが太くなり、握力の消耗が早まることがある。厚手ほど顕著
- 汗で滑る:素材によっては濡れると素手より滑る
- Wall Ballsの感触が変わる:ボールをつかむ・離すタイミングがずれ、ターゲットに届かなくなる人がいる
- Burpeeで手をつく動作がしにくくなる場合がある
- 本番で初めて使うと違和感で崩れる:装備全般に言えることだが、手は特に敏感
05選び方の基準
- 薄手で手のひらだけを補強したもの:握りが太くならず、感触を保てる
- 通気性と速乾性:汗で重くならない素材
- 指先が出るタイプ:ボールやロープの感触を残せる
- 手を動かしやすいもの:手首や指を動かしたときに窮屈でないか確認する。手首の締め付けの強さだけで、グローブとグリップを区別することはできない
- 本番前に練習で使う:汗をかいた状態や複数の種目で試し、擦れや滑りがないか確かめる(「HYROXの服装ガイド」)
特定の製品・ブランドは推奨しません。上の基準で、手に合うものを選んでください。
06つけない選択肢と、手を守る別の方法
- 練習で手のひらを慣らす:Farmers CarryとSled Pullの練習で、擦れやすい箇所と握り方を確認する。痛みや皮むけがあれば無理に続けない
- テーピング:手のひらの擦れやすい部分だけを保護。許可品目に明記はないため、使うならRace Directorの事前の書面許可を確認
- チョーク:滑り止め。私物の持ち込み・使用は、許可品目の一覧にないためRace Directorへ事前に確認する。会場が提供するものがあっても、使用場所や方法は現地の指示に従う
- 握り方を変える:Sled Pullはロープを確実に握り、腕だけでなく体重移動も使って引く(「スレッド2種攻略」)
07大会当日の確認事項
- Technical Briefingや大会案内に装備の追加制限がないか確認(「Technical Briefingの読み方」)
- 判断に迷う製品は、大会前に写真や製品情報を送って確認する。許可品目にないものはRace Directorの事前の書面許可が必要。当日もスタッフの指示に従う
- 予備を持参する場合は、スタート前の交換用として荷物に入れておく。レース中に他人から受け取ることはできない
- 着脱する種目を決めているなら、どのRoxzoneで外すかまで決めておく
あわせて読みたい:「HYROXの握力対策」、「HYROXの服装ガイド」、「知らないと損するHYROXのルール」
出典・参考
HYROX公式ルールブック(Singles)10.1 許可品目、10.2 禁止品目:HYROX Rulebook Singles(PDF)
※グローブとグリップの区別はルールブックの記載に基づくROXNOW編集部の整理です。個別の製品が許可されるかの最終判断は大会側(Race Director・ジャッジ)が行います。
※規定・日程・価格は変更される場合があります。最新情報は必ずHYROX公式発表と出場大会のTechnical Briefingをご確認ください。(情報確認日 2026.10.10)
HYROX公式ルールブック(Singles)10.1 許可品目、10.2 禁止品目:HYROX Rulebook Singles(PDF)
※グローブとグリップの区別はルールブックの記載に基づくROXNOW編集部の整理です。個別の製品が許可されるかの最終判断は大会側(Race Director・ジャッジ)が行います。
※規定・日程・価格は変更される場合があります。最新情報は必ずHYROX公式発表と出場大会のTechnical Briefingをご確認ください。(情報確認日 2026.10.10)
