HYROXのための筋トレ — 週2回の補強で「押す・引く・運ぶ・耐える」を作る

HYROXの筋力要素は、Sledを「押す・引く」、重りを「運ぶ」、そして疲労の中で姿勢を「耐える」の4つに集約できます。この記事では、一般的なジム設備でできる週2回の補強メニューを、この4要素に沿って組み立てます。
- 1. HYROXに必要な筋力の正体
- 2. 基本の種目選択
- 3. 週2回のメニュー例
- 4. 重量と回数の考え方
- 5. ランとの並べ方
- 6. 大会が近づいたら
01HYROXに必要な筋力の正体
HYROXでは、ランニングを挟みながらSled、キャリー、ランジ、Wall Ballsなどを続けます。そのため最大筋力だけでなく、必要な動作を疲労下でも繰り返す筋持久力や姿勢の維持力が重要です(「筋トレ経験者がHYROXでつまずく3つの壁」参照)。補強では、8種目を支える基礎筋力と、崩れにくい動作を作ります。
02基本の種目選択
- 押す:スクワット、レッグプレス、(あれば)Sled Push
- 引く:ロウイング系(ベントオーバーロウ等)、(あれば)Sled Pull
- 運ぶ:ファーマーズキャリー(ダンベル・ケトルベルで代用可)
- 耐える:ランジ(歩行式)、プランク系、背面(デッドリフト系)
器具が揃わない場合の代替は「自宅・普通のジムでの代替トレーニング一覧」に全種目まとめています。
03週2回のメニュー例
Day A(下半身・押す):スクワット4×8 → ウォーキングランジ3×20歩 → ファーマーズキャリー4×40m → 仕上げにWall Balls 3×15。Day B(背面・引く):デッドリフト系4×6 → ロウ4×10 → キャリー(片手)3×30m → 仕上げにバーピー3×10。各日45〜60分で収まる構成です。
04重量と回数の考え方
目安は「最終セットでも動作が崩れない重さ」です。毎回限界まで追い込むのではなく、フォームを保てる範囲で負荷・回数・距離を段階的に増やします。キャリーやランジは本番の規定重量(カテゴリー別重量一覧)も参考になりますが、距離や疲労状態が異なるため、単純に本番以上の重量を持てばよいわけではありません。Sledの体感負荷も床材や摩擦で大きく変わります。
05ランとの並べ方
重い下半身トレーニングの直後は、ランの質が下がることがあります。一例として「筋トレ→翌日は休養または軽いラン→その後に質の高いラン」と並べ、疲労の残り方を見ながら間隔を調整します。48時間は固定ルールではなく、経験、負荷、回復力によって変わります。週全体の設計は「8週間トレーニングプラン」が土台になります。
06大会が近づいたら
大会が近づいたら、新しい高負荷種目を増やすより、疲労を管理しながら複合練習(走る→種目→走る)や本番動作の確認へ比重を移します。切り替える時期は練習歴や疲労度で異なります。最終週の落とし方は「レース1週間前の調整」を参照してください。
あわせて読みたい:「筋トレ経験者がつまずく3つの壁」、「8週間トレーニングプラン」、「カテゴリー別重量一覧」
HYROX公式(競技紹介):hyrox.com(The Fitness Race)
※規定・日程・価格は変更される場合があります。最新情報は必ずHYROX公式発表と出場大会のTechnical Briefingをご確認ください。(情報確認日 2026.09.03)
